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  • 【号泣注意】映画『野生の島のロズ』が感情の堰を切る!今年一番泣いた感動の理由

    個人的な今年の号泣映画No.1が決定しました。それは、映画『野生の島のロズ』です!
    以前公開していた時に、気になっていたのですが、アマプラに登場したのをきっかけに見てみました。

    私は涙腺が緩い方で、映画で泣くことは多々あるのですが、この作品は段違いのレベルでした。涙が止まらず、苦しいくらいに泣けてしまって本当に最高でした!

    心の底から感動的な体験をしたい方に、ぜひおすすめしたい理由をご紹介します。

     

    1. 異種族の「絆」という名の最強感動コンセプト

     

    この物語は、主人公のロボット**「ロッザム(通称ロズ)」と、ひょんなことから家族になった鴈の赤ちゃん「キラリ」**の成長物語です。

    ロズは鴈の生きる術を何も知りません。それでも、体当たりでキラリを育てていく姿は、親として、生命として、ただただ尊いです。

    そして、彼らが共有する時間の中で育まれる絆は、種族の、いや、生命の垣根を超えた愛情そのものです。

    私は、この手の異種族間の友情や愛情の物語にめっぽう弱いんです。物語の定石として、どうしても寿命に差があったりして、先立たれてしまったりといった出会いと別れが待っています。だからこそ、今作もハンカチ必須!涙なしでは見られません。

     

    2. 前半と後半で変わる「成長の主役」

     

    この映画の構成は秀逸です。

    • 前半:スポットが当たるのは、キラリの凄まじい成長です。人間でも動物でも、子供の成長速度は目を見張るものがありますね。次々と新しいことができるようになり、逞しくなっていく姿は感動的です。しかし同時に、その成長が少し寂しい、親心のような感情も湧いてきます。
    • 後半:逆に、物語の主役はロズの心の成長へと移っていきます。ロボットであるロズが、生命と触れ合う中で自分の感情や欲求に気づき、変化していく怒涛の展開は、息を吞むほど。

    誰かの成長を見守り、そして自分自身も成長していくロズの姿に、胸が熱くなりすぎて、私は終始涙が止まりませんでした。

     

    3. 居心地の良い場所は「歩み寄り」が作る

     

    この映画の核となるテーマは、「人を助ける素晴らしさ」、そして**「居場所を作る力」**です。

    主人公ロズは、遠い場所から来た**「外来種」「怪物」として、すべての動物から恐れられます。また、キラリも「怪物に育てられた異端児」**として見下され、いじめの対象でした。

    しかし、ロズもキラリも、歩み寄ることを決してやめませんでした。どれだけひどい言葉を浴びせられようと、無神経な態度をとられようと、見返りを求めず、相手を想い行動し、皆を助け続けます。

    その結果、ロズとキラリはいつしか島の中心人物となり、みんなの人気者になります。彼らがいないと寂しくて仕方がないほど、なくてはならない存在へと変わっていくのです。

    私はこの映画を見て、居心地の良い環境や人間関係を作るには、この「歩み寄りの精神」が必要だったのだと、強く学ぶことができました。見返りを求めず、相手のために行動するロズやキラリの生き方は、私自身の人生の指針になります。

    本当に、間違いなく最高の本でした。

    ありがとう、ロズ。